ジュニアクラブの皆さんへ

              ジュニアクラブの皆さん、ようこそファイナルへ!
              ジュニアの皆さんと保護者の方にちょっとだけ
              「私の思い」に目を通していただければ幸いです。

ジュニアの皆さんは最初は皆、天才だと思います。ものすごい勢いで進化して行きます。
それに伴って、保護者の方の期待はどんどん膨らんで行きます。当然のことだと思います。
しかし、期待が大きくなる一方で、進化の度合いは弱まって行きます。それだけ難しい段階に
入って行くということです。(勉強も同じですね・・・)

期待が勝敗にのみ集中すると、子どもたちにとっては苦痛になりプレッシャーになり、テニス
が楽しくなくなってきます。
一体何のためにテニスをするのでしょう?
たまたま何かのきっかけがあって、テニスをすることになり、どんどん上達するので、
面白いし楽しい・・・
それでは十分ではないのでしょうか?
この世の中に、何か楽しく自分を向上させるものがあれば、それは1つの宝物です。

何かのきっかけで始めたテニスが、大切な自己表現の一つになったということ。
そのことが大事なのであって、勝負はそのための大切な薬味ではありますが、すべてでは
ありません。
私たちアマチュア、とりわけジュニアの皆さんは、勝負について、どのように考えたらいいのでしょう?
自己表現という意味では、試合は大事ですし、勝負も大事です。しかし、勝つことのみが大事
なのではないと思います。
勝者が居れば必ず敗者がいます。懸命に闘った両者は等しく価値を分かち合えると思います。

随分前になりますが、2010年2月15日に「勝利と敗北」、10月8日に「勝ちと負け」というタイトルで
このホームページ上にそのことを記しています。
お暇な時に目を通していただければ幸いです。


http://tcfinal.com/Managers%20notes10.2.htm
http://tcfinal.com/Managers%20notes10.8.html