管理人メモ 2010年2月           
異常に暖かい日が続き、もうこのまま春なのかと思った途端に寒気が入り、また寒の戻り
2月14日(日)
コート修繕
                      コート修繕

   2月はちょっと忙しく、ボヤク気力もなく、メモ無しが続きました。
   一つは市の冬季ダブルスがあり、準備に追われました・・・が無事終了。
   もう一つはコートの修理。

   こちらは3日がかりで、ようやく何とかケリをつけました。
   まだというか、もうというか、7年間使い続け、擦り切れたりはがれたりして
  かなり不具合になってきたので、何とかしなくてはと思ってはいたけれど、
  なかなか手付かずで、プレーに支障が出てき始めていました。
   耐用10年といわれていますから、少し早い気もしますが、それだけ使って
  頂いたということですから、ありがたいと思います。でも張り替えるほどのこと
  もないかなと思い、あと2〜3年は我慢しようと、ファイナル方式で修繕しました。
   満足度は40%くらいかな。

   ファイナル方式とは・・・痛んだベースライン付近を3.6m×4.5mで切り取り、
  天地を入替えるというもの。
    痛んだ部分を新品に張り替えると、新旧の継ぎ目に著しい段差ができてしまう
  ので、古い芝のままで、1ブロック毎に天地を入替えようというもの。
    これはコート業者の方は快くはやってくれません。面倒だし金になりにくい。
   
    依頼した業者が結局やらないことになり、職人さん一人をお借りして、基本
  自力でやることに・・・本当に力仕事でした。とにかく1ブロック300キロくらいの
  ものをひっくり返していくわけですから大変。
    職人さんには活躍してもらいましたが腰にきて、コリゴリだったようです。

   僕も腰にきて、左腕にきて、体の修復にも時間がかかりました。まだちょっと
  左の肋骨付近と腰は痛んでいます。

   今日は聖バレンタインデイ、・・・クリスマス同様、今日は皆クリスチャン。
  ぼくも少々おすそ分けに預かりました。
   
2月15日(月)
勝利と敗北
              
                      勝利と敗北

    バンクーバー冬季オリンピックも開幕し、いろいろな勝負にまつわるストーリー
  が生まれていますね。オリンピックもすでに完全にプロ化しているので、勝負が
  すべてみたいになっているけど、これはどうなんでしょうね。
    昨日のモーグル、上村愛子選手の話やサーカー韓国戦の話は、勝負につい
  て改めて考えさせたれました。 
   上村愛子のブログに感動している人も多いようですね。
              http://ow.ly/17nvA

   僕が最初に勝負について思いを巡らせたのは、壮年で国体選手をめざし始
  めた頃。 大先輩のM氏からいただいた小冊子、チルデンの「ベターテニス」。
   チルデンはチルデンセーターで親しまれていますが、全米7回、全英3回優勝
  の経歴を持つ、当時(1893〜1953)最強の選手です。僕が10歳の時、亡くなって
  ますね。
    この本には、テニスのいろいろな戦略、戦術、気持ちの持ち方や、プレーの
  仕方などが書かれていて、大変勇気付けられたし、基本的なことを教えられま
  した。
   「勝利と敗北を等しく遇しなさい」という言葉は、今でも僕の大切な座右の銘の
  一つです。チョコチョコと中略しながら引用すると
    「チャンピオンは敗北の労苦に耐えて生まれる。・・・失意の中にあっても、目的
  に向かってしっかりと鍛えつつあることを悟るべきだ。負けた試合から作戦とか、
  心構えとか・・・学ぶことができれば・・・完全な試合を習練する上に、一歩前進
  することになる。・・・敗北は不名誉ではない。本当の不名誉は、試合を投げたり、
  しょげたりすることである。・・・勝った時、世間がいうほどすばらしいプレーヤー
  でもないし、負けた時、決してそれほど下手なプレーヤーでもないということが、
  本当である。・・・・・・・
    などと続いていきます。
  
    僕ら草テニスプレーヤーでも、やはり勝ちたいし、負ければ悔しいしメゲます。
  そんな時、どう対処し、発展的に明日に繋げていくか、特にジュニアには大切な
  問題ですね。
 
    後で知りましたが、イギリスの詩人、キップリングの 「if」 という詩の中にもあり、
  ウィンブルドンのセンター・コートに向かう扉の上に掲げられているそうです。 

   
         キップリングの詩が載ったブログです。
      http://tennis55.exblog.jp/9021185/

        フェデラーとナダルが、これを読むシーンです(youtube)。
       http://www.nicovideo.jp/watch/sm4898252

    チルデンについては
            http://www.jouhoumou.net/~au-saga/lendl/tilden_index.html
2月24日(日)
ノーサイド
                    
                   ノーサイド

   僕は中学の時、少々、軟式テニスをかじった経験はあるけど、硬式テニス
  を始めたのは40を過ぎてから・・・。
   初めの頃は、ゲームが終わってから、ネットを挿んでする握手に、違和感があり、
  なかなか馴染めなかった覚えがある。日本人だもん、お辞儀して終わればいいの
  に、なんて思ったものだ。
   
   でも、今は違う。ネットを挿んで4時間近い熱闘を戦い抜き、その後、握手してい
  るトッププロの姿は美しいものだ。相手の健闘に敬意を表して、しかも、途中のい
  さかいやトラブルをリセットしてしまうこの握手は、なかなか味のあるものだと思え
  るようになった。
   
   ラグビーでいういわゆる「ノーサイド」。
   体ごとぶっつかり、文字通り、死闘を繰り広げるラグビー。
   喧嘩の後だから、試合終了後、絶対わだかまりが残ると思うけど、そこを、この
  ノーサイドの精神が救い、かえって友情を深くするというのだ。すごいことだなぁ。
  このノーサイドについては、日本人の思い入れが深いようで、発祥の地イギリスで
  はもう死語に近いらしいけど、この精神は、生き長らえてほしいと思う。
   
   テニスはなかなか厳しいスポーツです。特にシングルスは、草テニスでも1時間
  近くも1対1で対峙しなければならない。しかも、ほとんどの草テニスは、セルフ
  ジャッジで、いろいろトラブルも生じる。それらのわだかまりを越えて、しっかりと
  握手できることはすばらしいことだと思う。
   
    喧嘩をして、「あいつとだけは絶対にしない
なんてことを聞くとほんとにがっかり
  してしまう。「喧嘩はおおいにやったらいいけど、テニスくらい一緒にやれよ」と言う
  のが僕の口癖です。
    だって、テニスはソレを越える楽しみをくれるものだから
・・・。

   ノーサイドの紹介2点

      一つは短いの:村上晃一の「ラグビー愛好日記」
 http://koichi-murakami.cocolog-nifty.com/loverugby/2008/12/post-2f18.html
   
       もう一つは長いけど面白いよ:日比野 弘「ラグビーに学ぶ・・・・」
     http://homepage2.nifty.com/35292/rugby.html

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